マニラ開催のASTM F42 / ISO TC 261合同会議に日本から強力な代表団が参加✨
2025年9月22日〜26日にかけてフィリピン・マニラで開催されたASTM F42 / ISO TC 261合同会議には、日本から力強い代表団が参加し、多くの参加者にとって非常に意義深い機会となりました。国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)、国立研究開発法人産業技術総合研究所(AIST)、一般社団法人 日本溶接協会(JWES)、一般財団法人光産業技術振興協会(OITDA)、地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター(TIRI)、一般社団法人 日本ファインセラミックス協会(JFCA)といった専門家たちが、グローバルな積層造形(AM)規格の進展に積極的に貢献しました。
AISTの芦田極博士および綾信博博士、JWESの西田元紀氏は、国際標準化における長年のリーダーシップを引き続き発揮しました。さらに、Polyuse社の代表取締役である岩本卓也氏と材料エンジニアの篠野宏博士からは、建設分野におけるAMの最新動向が共有されました。また、JFCAのシニアマネージャーである小柳恵子氏および土屋聡氏も、ISO/TC 261 JG82 セラミックス合同グループでの議論に貢献しました。
ASTM スナップショット・ワークショップでは、以下の方々が日本を代表して参加しました:
- 水田和裕氏(AeroEdge株式会社、取締役 兼COO/CTO)
- エノラ・ロジャース氏(Wohlers Associates社、日本積層造形製品開発スペシャリスト)
水田氏は、AeroEdge社におけるAM活用事例に加え、ISO/ASTM 52920やASTM E3327といった規格がプロセスの信頼性確保に果たす役割について説明しました。私は、Wohlers Report 2025に基づく動向および日本の標準化活動への積極的な参画状況を含め、日本のAMエコシステムに関する見解を共有しました。
この1週間は、生産的な議論や活発な協働、そして世界のAMコミュニティとの有意義な交流に満ちた時間となりました。日本の貢献は、国際的に整合性の取れた堅牢なAM規格の整備に引き続き大きく寄与しています。
詳細はこちら:
ASTM AM CoE Japan Activity Hub
*エノラ・ロジャース氏は日本の CIC Tokyoを拠点として活動しています。

